TDK株式会社のグループ会社であるTDK-EPC(社長:上釜健宏)は、今年6月よりAMI(高機能型メーター、スマートメーター)システム用のSAWフィルタの日本市場での発売を開始します。
今回発売開始する製品の中心周波数は315~2,450 MHzで展開されており、広帯域特性フィルタの有効帯域幅は0.6~97MHzで、狭帯域特性フィルタの有効帯域幅は0.1~0.6 MHzです。また、挿入損失はフィルタの特性によって異なるものの、1.4 dB~3.3 dBと低損失に抑えられています。
これらのフィルタには高信頼性の気密封止セラミック・パッケージが用いられており、許容使用温度範囲も広く -45~+125 ℃となっています。また、パッケージの外形寸法は、3 x 3 x 1 mm³です。
代表的な応用例としては、各種計量データの計測や取得及び統計の無線記録システムが挙げられ、ガスや水道及び電力等のメーターの測定値が簡単かつコスト効率よく取得可能になります。また双方向システムとすることにより、使用量や課金情報をメーターに送るなどサービス向上につなげることができます。
用語について
- SAWフィルタ:表面弾性波フィルタ。携帯電話やTVチューナー、自動車エレクトロニクスなどに使用されるフィルタ。
- AMI:Advanced Measuring Infrastructure(高機能型メーター、スマートメーター)。 メーターの測定値を無線で記録したり、課金情報をメーターに送信したりできる技術。情報が一方向で測定値の取得のみが可能であった従来のAMR(Advanced Meter Reading)と比較して双方向でデータを取り扱えることにより、メーターへ使用量や課金情報等のフィードバックが可能。
- 中心周波数:フィルタで通過させる周波数帯域の中心。
- 挿入損失:送受信する周波数帯域におけるフィルタの損失量(デシベル単位)。 ロス。
主な用途
- 無線を用いた高機能型メーター(スマートメーター)、電力・水道・ガス等使用量測定データの記録及び課金情報統合無線システム。
主な機能と特徴
- 中心周波数:315~2,450 MHz
- 低挿入損失:1.4 dB~3.3 dB
- -45~+125 ℃の広範な許容使用温度範囲。
- 高信頼性の気密封止セラミック・パッケージ
主な特性
| シリーズ/パラメータ | 帯域幅 | 挿入損失 [dB] |
| 広帯域フィルタ | 0.6 ~ 97 | 1.4 ~ 2.9 |
| 狭帯域フィルタ | 0.1 ~ 0.6 | 1.9 ~ 3.3 |
TDK-EPC 株式会社について
TDK-EPC株式会社(本社:東京)はTDKのグループ会社であり、TDKの基幹事業である電子部品部門と、ドイツのEPCOS社との統合で設立された電子部品の開発・製造・販売を担うリーディングカンパニーです。日本を始め、アジア、欧州、米国の各地域に事業の拠点があり、製品ブランドとしてTDKおよびEPCOS双方の製品を扱います。
主な営業品目は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等であり、これらの幅広い製品群により、TDK-EPCは情報家電、通信機器、産業機器、車載機器等、世界のあらゆる市場ニーズにお応えします。
製品の詳細な情報は、
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