TDK株式会社のグループ会社であるTDK-EPC(社長:上釜健宏)は、静電容量が2~75μFで、プリント基板(PCB)搭載用のラジアル端子を備えたEPCOS製 MKP型ACコンデンサの新シリーズ、「B3279」を発表しました。本シリーズは、最大400VまでのAC電圧に対応する出力フィルタ用コンデンサで、幅広い出力フィルタモジュール*に使用可能です。また、PCB上に複数個のコンデンサを並列接続することにより静電容量を増やすことが可能なことから、モジュラーシステムによる最大500kWまでの電力コンバータへの適用が可能です。B3279シリーズは、既存のACフィルタリング・ソリューションに比べ、小型ながら、従来品より高い静電容量や単位容量・体積当たりの高電流密度を実現。また、最大動作温度は105℃となっています。
近年、電源設計では、高効率と電力の質の向上を図るため、PWM(パルス幅変調)方式におけるスイッチング・アルゴリズムの複雑化が進んでいます。しかし、こうした設計では、システムに高周波や高調波が生じることから、周波数コンバータの出力にはLCやLCLフィルタによる適正なフィルタリングを施す必要があります。本シリーズは、とりわけモータ駆動用三相電力コンバータ(DC/AC、AC/AC)のスター結線LCL回路への設置に適しています。このほかにも、太陽光発電設備用インバータや、無停電電源装置(UPS)、ディスクリートタイプのフィルタなどへの組み込みにも対応可能です。なお、本製品は単相システムでの使用も可能です。
本シリーズは、従来品であるX2コンデンサでAC入力フィルタやディスクリートタイプのEMCフィルタ向けに開発された305VAC定格のB3292E/Fシリーズを補完する製品です。
用語集
- 出力フィルタモジュール: 一般に、スター結線されたLCL回路から構成される。電力コンバータでの不要周波数や高調波の除去に使用。
主な用途
- モータ駆動装置、太陽光発電設備、無停電電源装置(UPS)、ディスクリートタイプのフィルタの単相または三相電力コンバータ(DC/AC、AC/AC)における出力フィルタ用。
主な機能と特徴
- 小型かつ高静電容量。
- 単位容量・体積当たりの電流密度が高い。
- 自動化による大量生産が可能。
- モジュラーEMCフィルタ設計が可能。
- 最大動作温度105℃を達成。
主要データ
| 誘電体種別 | MKP(金属化ポリプロピレン) |
| 静電容量 | 2.0~75μF |
| 許容最大連続交流電圧[50/60Hz] | 250、300、350、400VRMS |
| 高電圧テスト | 1.5kVRMS(AC), 10s |
| 最大動作温度 | 105℃ |
| リード線ピッチ[mm] | 27.5~52.5 |
TDK-EPC 株式会社について
TDK-EPC株式会社(本社:東京)はTDKのグループ会社であり、TDKの基幹事業である電子部品部門と、ドイツのEPCOS社との統合で設立された電子部品の開発・製造・販売を担うリーディングカンパニーです。日本を始め、アジア、欧州、米国の各地域に事業の拠点があり、製品ブランドとしてTDKおよびEPCOS双方の製品を扱います。
主な営業品目は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等であり、 これらの幅広い製品群により、TDK-EPCは情報家電、通信機器、産業機器、車載機器等、 世界のあらゆる市場ニーズにお応えします。
製品の詳細な情報は、
www.epcos.com/film_mkp
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marketing.communications@epcos.com
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